地味子には秘密があるらしい!

 それから数日後、やってきた土曜日。

の、映画鑑賞後。

グッツ売り場を通り過ぎ、無言で顔を見合わせる。

お互い、言いたいことは一致しているはずだ。

深く息を吸い、恐る恐るの「……どうでした?」

すると壱夜は唸り、低い声で感想を述べる。

 「大変申し訳ないが……面白いとは少し……思えなかったな」

 「ですよね。なんか途中、人形を触った人にしか幽霊は見えない〜って設定崩壊してませんでした?」

 「それに人形の正体は最後まで不明……伏線も残ったままだったな」

 「色々と雑でしたね。低予算なんでしょうか?」

という感じで、ホラー映画を順当に酷評していく。

『なんか血ぃ垂れ流しときゃ怖いだろ』

という製作陣の思惑が透けて見える作品だった。

実際はそうでなかったとしても、視聴者がそう受け取ったという事実は変わらない。

つまり……おもんなかった!