封を開けると、三枚の手紙が入っていた。
〝こんにちは、久しぶり。そして、びっくりしたでしょ?二歳下の弟なんだけど、顔も声も一緒だから、双子によく間違われるんだよね。
弟にはこの手紙を託して、ある女の子に渡してほしいと伝えました。水島コンビナートの駐車場にいて、柵に自転車を引っ掛けてて、車の車輪止めに座ってる女の子。髪の毛はボブで、可愛らしい顔立ちの子だと弟には言ったけど、見つけられたかな。これが読めてたら、成功だね。俺と弟の好みのタイプが一緒だから、多分すぐに見つけてる。もし良かったら聞いてみて。すぐ見つけたって言うと思うから。〟
一枚目はこれで終わった。
キリも良かったし、弟に聞いてみることにした。
「あの…。私がどこにいるか、すぐに見つけました?」
「ええ。特徴は聞いていたので。割とすぐに見つけましたよ」
「ふふっ。そうですか」
「え、何ですか?兄が変なことでも書いてました?」
「いえいえ。…私とお兄さんだけの、秘密にします」
私の返答に焦る弟を差し置いて、二枚目に目をやった。



