寝不足でお見合いしたら、結婚が決まりました

「今更、断れるわけないだろう。
 この俺がぼんやりしていて即断できなかったとか、櫂に思われたくない」

「櫂さんを抹殺したくなってきました……」

 そう呟き、綾都は巨大なパキラのある窓の方を見た。