エイミー「さてさて、お次は三冊目ですけど〜」

ヴァイオレット「どうしたの?」

エイミー「二人とも、バイトしてみない?」

アーサー「何の?時給はいくら?」

エイミー「三百円だよ!」

アーサー「は?」

エイミー「三百円だって!」

ヴァイオレット「アルバイトの全国平均賃金は1065円よ。いくら何でも安すぎるわ!」

アーサー「怪しいバイトは高額だけど、安すぎるのも変だぜ」

エイミー「いや、本当に三百円なんだって!藤まるさんの「時給三○○円の死神」では!」

アーサー「小説の話かよ!」

ヴァイオレット「現実でこんな賃金だったら色々とアウトね」

アーサー「ていうか死神?」

エイミー「このアルバイトはファストフードやアパレルショップの店員さんじゃなくて死神になることなの!」

ヴァイオレット「どんな仕事内容なの?」

エイミー「高校生の真司くんはクラスメートの花森さんから死神のアルバイトに誘われるんだ。仕事内容は成仏できない死者の未練を晴らしてあの世に送ること!」