エイミー「さあさあサクサク紹介していくよ〜」

アーサー「さっきから怖い系の話ばっかで胸が重い……」

ヴァイオレット「ホラー系小説の紹介だからしょうがないわ。三冊目はどんな本なの?」

エイミー「こちら!貴志祐介さんの「黒い家」!」

アーサー「家にまつわる怖い話か……」

エイミー「これは心霊系じゃなくてヒトコワ系だね」

ヴァイオレット「ヒトコワでも怖いわよ!」

エイミー「ストーリー紹介するよ〜。主人公は生命保険会社で保険金の支払い査定をしている若槻さん。彼はある日顧客の家に呼び出されるんだ。その家は長居するとろくなことが起こらない嫌な予感がする家だった」

アーサー「事故物件的な感じ?」

エイミー「いや、その家が呼び出された顧客の家なんだよ」

ヴァイオレット「人が住んでいるのに不気味な雰囲気だなんて、何かありそうだわ……!」

エイミー「ヴァイオレット、勘鋭いね〜。若槻さんはその家で首吊りをしている少年の遺体の第一発見者になってしまうんだ」