ヴァイオレット「お家はお金持ちなのね……」

エイミー「そう！だけど彼女はそれを隠して働いている。そして麗子さんはとある殺人事件を捜査することになった」

アーサー「殺人事件……！」

ヴァイオレット「現場は悲惨なものだったのかしら？」

エイミー「遺体は部屋に入ってすぐのところで大の字で倒れていた。死因は首を絞められたことによる窒息。でも遺体の状態が妙だったんだ」

アーサー「妙って？」

エイミー「遺体は背中にリュックを背負い、室内だというのに編み上げタイプのブーツを履いていたんだ」

ヴァイオレット「それは確かに妙ね。日本では室内で靴を脱ぐ習慣があるんでしょう？」

アーサー「ヴァイオレットさん、異国どころか異世界の文化も詳しいんだね」

ヴァイオレット「サクラさんは東洋の出身なの。東洋は日本と文化が一緒だったから」

アーサー「へ〜」

エイミー「はいそこ脱線しない！麗子さんたち捜査員は元交際相手や遺体の第一発見者など犯人を特定するために事情を聞いた。でも犯人は見つからない」