四神の国フォルスティアの南の街。その日、アカネ・ミナミウラこと朱雀の家には、他の四神たちである青龍(アオ・トウジョウ)、白虎(ハク・ニシザキ)、玄武(ゲン・キタハラ)が集まっていた。朱雀の家で麻雀をするためである。
「ロン!」
朱雀がアガリを宣言すると、「また負けた〜」と他の三人が肩を落とす。点数の計算を青龍が行っている間、白虎が大きく伸びとあくびをしながら言った。
「朱雀強過ぎんだろ〜。ちょっとは手加減してくれよ。もう三勝目だぜ」
「手は抜かないよ。麻雀好きだからね」
朱雀が白虎に笑いかけると、「朱雀様に麻雀で勝てる人はそうそういませんね」と朱雀の側近である颯真(そうま)が言った。その手には牡丹の花がある。
「その花は?」
「家の庭に綺麗に咲いたので朱雀様にも見てほしいと思いまして」
朱雀の問いに颯真は微笑みながら言う。牡丹は花瓶に入れられた。燃えるように赤い花に玄武が口を開く。
「この花の色、朱雀が操る炎みたいな色だな」
「玄武さんもそう思いますか?僕も似てると思ったんですよ!」
「ロン!」
朱雀がアガリを宣言すると、「また負けた〜」と他の三人が肩を落とす。点数の計算を青龍が行っている間、白虎が大きく伸びとあくびをしながら言った。
「朱雀強過ぎんだろ〜。ちょっとは手加減してくれよ。もう三勝目だぜ」
「手は抜かないよ。麻雀好きだからね」
朱雀が白虎に笑いかけると、「朱雀様に麻雀で勝てる人はそうそういませんね」と朱雀の側近である颯真(そうま)が言った。その手には牡丹の花がある。
「その花は?」
「家の庭に綺麗に咲いたので朱雀様にも見てほしいと思いまして」
朱雀の問いに颯真は微笑みながら言う。牡丹は花瓶に入れられた。燃えるように赤い花に玄武が口を開く。
「この花の色、朱雀が操る炎みたいな色だな」
「玄武さんもそう思いますか?僕も似てると思ったんですよ!」

