桜色ダイアリー

恥ずかしくて気が動転してしまう

「あっ…あのっ……」

目をギュッと瞑(つむ)り
何か言われると思ったその時ー……

「春間さん、おはよう!」と普段と変わらない明るい声だった

私は慌てて風野くんの顔を見つめ、目を見開いた

入学した頃から、誰一人挨拶を交わした事なくて
いつも空気のような存在でひとりぼっちだった。挨拶が出来るようにと思っていても自分の弱さでなかなか思うように行動が上手く出来なくて……それでも風野くんと同じクラスになってから誰一人隔てる事なく変わらず挨拶を交わしてくれる。

凄く嬉しかった……

私は微笑んで「おはよう」と交わした