桜色ダイアリー

窓が開いていたせいで桜がヒラヒラと風のように舞って
その1枚が日記帳の上にちょこんと花びらが落ちた

手に乗せて見つめる

ー綺麗……

私は小さく微笑んだ。

キーンコーンカーンコーン……

静かな教室内で予鈴の鐘が響く

時計を見ると8時を過ぎ、廊下から生徒らしき声が聞こえて私は慌てて日記帳を机の中にしまい込んだ

ガラッと開く教室の扉

「あれ…誰もいないの?」
「本当だ〜、誰もいないね」

と言って、クラスの女の子達が
私の事を見向きもせずに会話しながら席に着く