桜色ダイアリー

「絵、描くとかマジで暇人くらいだろっ」

みんなしてクスクスと笑う

暇人とか…そんな言い方しなくても

私は、見てみたいと思った。風野くんの絵を……

先生の声で一斉に静まり返る。

「…とまぁ、このコンクールの出展が発表されるのは
お前たちが進級した後の話しだ。なんせ風野の事だ。立派な絵に期待してるぞ」
「…はい」

拍手をしたり、頑張れよ、とか言ったり
私はふと風野くんの方を見ると、いつになく顔つきが違って見えた。

どこか…悲しそうな雰囲気だった。