小さいころからずっと好き

鑑賞するタイプのアトラクションみたいで、他のアトラクションと比べたら時間も長いらしい。



「いいのかよ、あれ」


「何がよ」



隣に座っている永井に話しかけられる。



「久世、すごく不機嫌じゃん」


「不機嫌じゃないですけどー」


「じゃあ泣きそう?」



泣く?私が?



「どこをどう見たら泣いてるように見えるのよ」



ちょっとだけ寂しいなとは思うけれど。



「あ、こっち見ろよ久世」


「何……って、なんて顔してんの!?」



永井のほうを見ると遊園地の入り口にあったお店で買った、かわいいカチューシャとは似合わない、変顔をしていて思わず吹き出してしまった。



「急に変顔やめ……おなか痛い……!」