けたたましいインターホンの音で、僕は目を覚ました。
薬が効いたせいか、さっきよりはマシになった頭痛のする身体を起こし、フラフラと、立ち眩みのような状態で歩き、僕は玄関のドアを開けた。
そこには、鹿波が立っていた。
「やっほー! 元気?」
鹿波は、僕の返事を待たず、部屋に入ってきた。しかも、土足でだ。僕はただ茫然と、鹿波を見ていた。
「辛気臭い部屋ね。こんなんじゃダメよ!」
と鹿波は、カーテンを乱暴に開けた。乱暴に開けたものだから、カーテンレールが何個か外れ、カーテンがだらしなく垂れ下がった。
鹿波は、かなり酒に酔っているようだった。



