ホリー・ゴライトリーのような女





「店長、新人連れてきました。面接お願いします」


「えー、今から? 僕22時で上がりなんだけど」


「そう言わず、お願いしますよ。ほら、お前からも頼めって」


僕は大体察しがついて、「お願いします」と頭を下げた。


「うーん」と頭を掻いた店長と呼ばれた男は、僕に向き直って「じゃあ、履歴書」と手を差し出してきた。僕は手に持っていた履歴書を渡した。


「週どれくらい入れるの?」


「2か、3ですかね」


「時間帯は?」


「中山さんと同じで」


「ちなみに、今日から入れたりする?」


僕は中山さんの方を見た。中山さんは親指を立てた。


「入れます」