「最近覚えた日本語ってなんですか?」
女子高生のひとりが無邪気に聞く。袋の中のチーズスナックを取ろうとした茶髪が指を止めてその少女の方をしっかり向く。金髪さんは美味しそうにカスタードプリンを食べている。たくさんのハートが飛んでいそうだ。
「処世術」
「……」
「国際ロマンス詐欺」
「……え?」
「モエチャッカファイア」
「え、えーと……」
「祇園精舎の鐘の声、諸行無情の響きあり」
「わー、平家物語だー」
歯みがき粉の品出しをしてた後輩くんがゆるーくつぶやいた。となりでフェイスパックの品出しをしていた私は口をぽっかり開けてしまった。女子高生たちは沈黙してしまい、金髪さんは早くも2個目のプリンを開けはじめた。
「No way.We're going to go to yakiniku tonight,right?」
「I'm able to eat yakiniku tonight」
「You're eating too much」
「What?」
「何て言ってるんですか?」
「茶髪さんが、
『今夜焼肉食べに行くからもうプリン食べるな。食べ過ぎだ』って」
「えっ」
後輩くんは黙々とデンタルリンスや歯ブラシ、洗顔フォームなどを棚に綺麗に並べて行く。
金髪さんはプリンを食べつづけている。茶髪に何を言われても気にしないようだ。強い。
「祇園掃除?」
「精舎」
「soda」
「そうじゃない」
今さらながら、
茶髪と金髪さんってボケツッコミのバランスの取れた良いコンビなのではないかと思った。高校生たちも後輩くんもクスクス笑っている。良い日だね。
女子高生のひとりが無邪気に聞く。袋の中のチーズスナックを取ろうとした茶髪が指を止めてその少女の方をしっかり向く。金髪さんは美味しそうにカスタードプリンを食べている。たくさんのハートが飛んでいそうだ。
「処世術」
「……」
「国際ロマンス詐欺」
「……え?」
「モエチャッカファイア」
「え、えーと……」
「祇園精舎の鐘の声、諸行無情の響きあり」
「わー、平家物語だー」
歯みがき粉の品出しをしてた後輩くんがゆるーくつぶやいた。となりでフェイスパックの品出しをしていた私は口をぽっかり開けてしまった。女子高生たちは沈黙してしまい、金髪さんは早くも2個目のプリンを開けはじめた。
「No way.We're going to go to yakiniku tonight,right?」
「I'm able to eat yakiniku tonight」
「You're eating too much」
「What?」
「何て言ってるんですか?」
「茶髪さんが、
『今夜焼肉食べに行くからもうプリン食べるな。食べ過ぎだ』って」
「えっ」
後輩くんは黙々とデンタルリンスや歯ブラシ、洗顔フォームなどを棚に綺麗に並べて行く。
金髪さんはプリンを食べつづけている。茶髪に何を言われても気にしないようだ。強い。
「祇園掃除?」
「精舎」
「soda」
「そうじゃない」
今さらながら、
茶髪と金髪さんってボケツッコミのバランスの取れた良いコンビなのではないかと思った。高校生たちも後輩くんもクスクス笑っている。良い日だね。



