あれは、幼稚園の年長の時からはじまった。
母が病で病院に入院している間、姉と僕の面倒を見てくれたのは叔母だった。
僕は叔母が大好きだった。なぜなら、わがままをいっても許してくれるから。
そんな叔母に褒められたくて頑張ってお手伝いをしていた。
母が退院する時に叔母はお手伝いを頑張ってくれたからと僕に初めてのお小遣いをくれた。
たったの100円だったけれどとても嬉しかった。
母が退院して毎日のように僕は母に叔母からもらった100円を見せていた。
母はずっと「よかったね〜」と言ってくれた。
ある日、家のカウンターに100円があることに気づいた。
まだ何も知らない子供だったため、カウンターのお金はとってもいいと思ってしまったのだ。
次の日、いつも通りお母さんに200円を見せた。
いつものよかったね〜はなく、「これ、どこで拾ったの?」
「カウンターにおいてあったのっ」
「……カウンターに置いてあれば自分のものになっていいの?」
「え……?」
「カウンターに置いてあったら勝手にとっていいのかって言ってんだよ!!」
「っ…!」
お母さんは怒り出してしまった。しかも、今までに聞いたことのないような声だった。
「ご…ごめんなさ…」
「質問に答えろや!!」
「ごめ…」
「もういい。これ持って交番行くよ。」
「え…?」
意味がわからなかった。どうすればよかったのか
母が病で病院に入院している間、姉と僕の面倒を見てくれたのは叔母だった。
僕は叔母が大好きだった。なぜなら、わがままをいっても許してくれるから。
そんな叔母に褒められたくて頑張ってお手伝いをしていた。
母が退院する時に叔母はお手伝いを頑張ってくれたからと僕に初めてのお小遣いをくれた。
たったの100円だったけれどとても嬉しかった。
母が退院して毎日のように僕は母に叔母からもらった100円を見せていた。
母はずっと「よかったね〜」と言ってくれた。
ある日、家のカウンターに100円があることに気づいた。
まだ何も知らない子供だったため、カウンターのお金はとってもいいと思ってしまったのだ。
次の日、いつも通りお母さんに200円を見せた。
いつものよかったね〜はなく、「これ、どこで拾ったの?」
「カウンターにおいてあったのっ」
「……カウンターに置いてあれば自分のものになっていいの?」
「え……?」
「カウンターに置いてあったら勝手にとっていいのかって言ってんだよ!!」
「っ…!」
お母さんは怒り出してしまった。しかも、今までに聞いたことのないような声だった。
「ご…ごめんなさ…」
「質問に答えろや!!」
「ごめ…」
「もういい。これ持って交番行くよ。」
「え…?」
意味がわからなかった。どうすればよかったのか
