雪の精と白い夜

<1月9日、日曜日の朝>

私は雪吹 月永(いぶき るな)
今日は手術後のリハビリを終えて退院する日。

私は病院の玄関で
幼馴染の冬城 白夜(とうじょう はくや)を待っていた。

年末に手術を受けてから
天気はずっと雪だったけど、
一昨日から晴れの日が続いていた。

手術中、私は夢の中で
悪魔に捕まりそうになった。

そのとき私は白夜(はくや)の『大丈夫』に力をもらって
悪魔を振り払うことができた。



手術後、意識が戻ってから数日間、
私の手足には悪魔に掴まれた感触が残った。

リハビリ中、
何度も悪魔の手につまづいたように転んだ。

そのとき私を支えてくれたのは、
白夜(はくや)がくれた”未来への希望”だった。

「ゼッタイに生きて、白夜(はくや)に”大好き”と伝える」
という希望。