雪の精と白い夜

白夜(はくや)
月永(るな)の余命……1年…?』

月永(るな)
「うん…手術をしなければ、長くてあと1年…。」

白夜(はくや)
『…(…ッ!)……。』

月永(るな)
「黙っててごめんね!」
「私…白夜(はくや)を心配させたくなくて…。」

白夜(はくや)
月永(るな)、話してくれてありがとう。』

月永(るな)
「…怒らない…の?」

白夜(はくや)
『怒らないよ。僕のためにそうしてくれたんだから。』

月永(るな)
白夜(はくや)を信じてなかったわけじゃないよ!」
白夜(はくや)の負担になりたくなかったの…。」

白夜(はくや)
『うん…月永(るな)は優しいね。』

…私、何を心配していたんだろう。

幼馴染はこんなにもあたたかくて、
私を包み込んでくれる人。

隠し事なんてしなくてよかったんだ。