嫌な想像ばかりしてしまい、弱気になってしまう。さっきスリーを決めると言ったのも私のためとかじゃなくて相手が強くて余裕がないからだった……?
なんだか自分の勘違いに恥ずかしくなってしまい、余計に気分が落ち込む。
再びブザーが鳴る。練習が終わり、これから試合が始まるようだ。
そうだ、私がネガティブになってどうするんだ。ハルマの努力を私は誰よりも知っている。そんな私が信じなくてどうするんだ。
パチンと両手で自分の頬を叩く。
隣にいるユイに不思議そうな顔で見られたけだ、そんなこと気にしていられない。
絶対にハルマは勝つ。こんなところで負けない。
