どうやらあのカラオケ大会の後、ユイはタツヤくんとかなり仲良くなったようで、今では頻繁に連絡をとっている。体育祭で進展があってもおかしくはない。
「そういえば次に当たるクラス、かなり強いんだって!優勝候補らしいよ。」
「え?そうなんだ……そんな強いチームにこんなに早く当たるの?」
ハルマの実力を疑っているわけではないが、そんな話を聞いてしまうとなんだか不安になってしまう。
「う〜ん、トーナメントはクジで決まるからね。別のブロックにも優勝候補のチームがあるみたいだけど、私たちのブロックには特に強いチームが集まっちゃったみたい。」
