溺愛サバイバル!?



「…そっか。でも、それはナギくんが諦めていい理由にはならないと思う、かな。ごめんね、大して知りもしないのに偉そうな口きいて。
誰だって寂しい時には誰かに寄り添ってもらいたいものだよ。それが親じゃなくても、友達でもいいと思うの。……もし、ナギくんが嫌じゃなければ私の事頼って欲しいな。」

「……ありがとう。アサちゃんにはお世話になってばかりだね。」


ナギくんは一瞬暗い顔をしたが、すぐにいつものように優しく微笑んだ。私の言葉を受けいれたかのようにも思えるが、やはりどこか一線を引いていて、私では彼を支えることは出来ないのだと悟ってしまった。