私が怒ると、ハルマはいつもの様に心の底から楽しそうに笑う。昔から私をからかって怒らせるのが好きな男なのだ。本当に腹立たしいが、この時間を楽しんでいる私もいるのがとても悔しい……


「……お前がバスケやってたら、集中なんてできるわけねえだろ」





「なんだかんだ同じクラスになるのって久しぶりじゃない?」

「あー……まあ、そうだな。中学校ぶりか?」


私たちは保育園、小学校、中学校、高校とずっと同じ場所に通っていたが、同じクラスになったのは中学一年生の時だけだった。


「そういえば、中学生の時他の高校からたくさん推薦きてたでしょ?なんでわざわざこの高校選んだわけ?」