溺愛サバイバル!?




てっきりあれは社交辞令かと思っていたのでまだ気にしていることに驚いた。奔放そうに見えるけど結構真面目な人なのかな?



順調に研修も進み、トラブルもなく無事にバイトが終わった。


「引っ越したばかりなんでしょ?もうバイト始めて大変じゃない?」

「あー………アサちゃんにならいいかな…」

「?」


ナギくんは何かむずかしそうな顔をして唸ったあと、決心したかの様な顔をして話し始めた。


「僕、親嫌いなんだよね。」

「え!?」


何を言うのかと思えば、急なカミングアウトに思わず大きな声を出してしまった。


「ごめん、急に言われてもビックリするよね。」

「いや、大丈夫だけど……」