「……はぁ」
「何ため息ついてんだよ。元々幸運なんてないのに、それ以上ため息なんてついたら鳥のフン頭に落ちてくるぞ。」
「そんなわけないでしょ!?朝から嫌なこと言わないでよ!……昔は私より小さかったくせに、今じゃ生意気にも見下ろして…」
「なんだ、まだ気にしてんのか?ずっと昔からオレはお前よりデカいだろ。」
そうだ、ハルマは高校に入ってからも伸び続けて今じゃ180cmは超えている。昔の可愛らしかった面影は一切なくなり、女子からもかなりモテるらしい……私には全然わかんないけど。
「私も、バスケとかやっておけばよかった…」
「はぁ?やめとけよ、お前みたいなちんちくりんが活躍出来るほど甘い世界じゃねえからな。」
「もう!」
