あんなに気持ちが落ち込んでいたのが嘘のようにスッキリとした気分だった。
やはり悩んでいる時は人に相談するべきなんだろう。たまたま会っただけなのに、親身になって話を聞いてくれたナギくんの優しさが身に染みる。


明日ハルマと話し合おう。
覚悟を決めて、ゆっくりと瞳を閉じる
不安が除けたおかげか、その日はすぐに眠りにつくことが出来た。





「おはよう、なんか顔色悪いけど大丈夫?」

「全然、大丈夫…」


昨日までの意気込みはどこへ行ってしまったのか、朝起きた時の気分は最悪だった。
もしハルマに嫌われたら?今まで通り接することが出来なくなったら?
そんな不安が頭の中に浮かぶ。こんなことなら昨日のうちに言っておくべきだった。