目が覚めても現状は何も変わっていない。
当たり前だ、ただ寝ただけなのだから。
しかし、睡眠をとったことで少し頭がスッキリした気がする。
いつものように学校の準備をして、朝ごはんを食べようとリビングに向かう。すでに両親は食べ終えていて、お兄ちゃんが私の分も一緒に準備してくれていた。
「結局、昨日ちゃんとご飯食べなかったよね?今日はたくさん食べなさい。」
「えー、朝からこんなに食べるのは無理だよ!」
茶碗からはみ出るほど白米を盛られ、焼き魚も、大きい方を私の皿に盛り付けられる。
「ダメ、昨日あれだけ言ったのにすぐ寝たでしょ。食べ切れなかったら残りは俺が食べるから。
出来るだけたくさん食べてね。」
そう言われるとなんだか申し訳なくて、結局頑張って完食した。学校に行く前から少し疲れて、お腹もパンパンだったが、お兄ちゃんが嬉しそうなのでまあいいだろう。
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少し苦しみながらもなんとか学校に着いた。
今日はハルマとは会わなかった。昨日の今日で顔を合わせるのも気まずいし、これはこれで好都合なのかもしれない。
