溺愛サバイバル!?


ナギくんは次の試合までまだ時間があるということで、しばらく2人で話すことになった。みんなやる気に満ち溢れていて、楽しいが疲れているのも正直なところで、ナギくんとの穏やかな時間は私の心を癒した。


「そろそろ時間だね。ナギくんはなんの競技に出てるの?」

「俺は…バドミントンだよ。まだサッカーをやる気にはなれなくて。」

「……そっか。」


質問を間違えたかもしれない。ナギくんと話すのが楽しくてつい無神経なことを言ってしまった。


「あぁ、そういうことじゃなくて…ごめんね。
アサちゃんに気を遣わせるつもりはなかったんだ。君のおかげでもう過去のことは踏ん切りがついたから。
ただ、まだみんなとサッカーをやる勇気がなくて…これは僕が弱いからなんだよ。」