溺愛サバイバル!?



「はぁ……今日から新学期かぁ」


勉強は嫌いじゃない、友達だって少ないけどいるにはいるし、具体的に嫌なことは思いつかないけど愛しい休みが終わるのは憂鬱になるものだ。
高校の一大イベントとも言える修学旅行も終わり、3年生になった私に待ち受けるのは受験だけだ。


「アサ、早くしないと遅れるわよ〜」

「わかってるって…いってきまーす」


この時の私は、これから何が起きるかなんて何一つわかっていなかったのだ。





「……はよ。」

「あ、ハルマ!おはよー!今日は部活ないの?」

「流石に始業式があるからな。明日からあるんじゃねーの。」


彼は幼馴染のハルマ、お母さん同士がすっごく仲良くて、赤ちゃんの頃からずっと一緒に育ってきた。サラサラな茶色の髪を靡かせながら、猫のような、少し愛想の悪い顔をしている。
昔は私よりちょっと身長が小さかったのに小学校でバスケを始めてからどんどん伸びていって……