しくしくと泣き真似をしてお茶を濁す。

 しかしそんなことで斑くんがやり過ごさせてくれるわけがなく、再び私の服を脱がせ始めた。

 ……正直覚悟決めてるけど、一応抵抗しておこうかな。下心を隠すためではなく。



「斑くん、お風呂入ったんですよね? 私のお世話したらまた濡れちゃいますよ?」

「また乾かせばいいだろ」

「……ふ、ふうん。そうですか」



 視線をちらっと斑くんに向ける。

 単純に、この状況をどんな気持ちで進めてるんだろうって好奇心で。

 スカートが地面に落ちる。と同時、まっすぐな眼差しが返ってきた。



「なに?」

「あ……えと、私も脱がしていいですか……?」


「……は、あんたエロ」

「っだ、誰が何を言ってるんですか!?」



 やばい、下心バレたか!?