ホテルに戻り、ご主人様のパソコンでファイルサーバーの”A表”を開き、斯波繁男さんを検索した。ちなみにご主人様は、コンビニで買った明太子のおにぎりを頬張っている。清掃員さんに”賄い”は無いので。
斯波繁男さんのプロジェクト参加履歴には、いくつものプロジェクト名が記載されていて、その中にはもちろん『ガッちゃん』や『オボッチャマン』も記載されていた。
プリンタは無いので、斯波繁男さんの住所と携帯の番号を、ご主人様がメモ帳に手書きした。
「ご主人様、斯波繁男さんの家には何時頃、行くんですか?」
「定時少し前に行く。そして車の中で、奴が帰宅するのを待つつもりだ。ちなみに、奴にアポは取らない。証拠隠滅や逃亡の恐れがあるからね」
「私も連れて行ってください」
「それはダメだって言ったろ? 恵子を危険な目に合わせられないし、女性に張り込みは何かと難しいんだ」
ご主人様が言った”何かと”は、たぶんトイレの問題だと思う。そこで私はスマホのアプリで、斯波繁男さんの家の近辺を調べたところ、割と近くにコンビニがある事がわかり、その画面をご主人様に見せた。
「ほら、近くにコンビニがありますよ。だから、お願いします。事の成り行きを自分の目で見届けたいんです」
「そんなに言うなら行くか? ただし、くれぐれも無茶はしない事。いいね?」
「はい。ありがとうございます!」
定時少し前まで時間があったので、私はシャワーを浴び、少し仮眠などして時間を潰した。
斯波繁男さんのプロジェクト参加履歴には、いくつものプロジェクト名が記載されていて、その中にはもちろん『ガッちゃん』や『オボッチャマン』も記載されていた。
プリンタは無いので、斯波繁男さんの住所と携帯の番号を、ご主人様がメモ帳に手書きした。
「ご主人様、斯波繁男さんの家には何時頃、行くんですか?」
「定時少し前に行く。そして車の中で、奴が帰宅するのを待つつもりだ。ちなみに、奴にアポは取らない。証拠隠滅や逃亡の恐れがあるからね」
「私も連れて行ってください」
「それはダメだって言ったろ? 恵子を危険な目に合わせられないし、女性に張り込みは何かと難しいんだ」
ご主人様が言った”何かと”は、たぶんトイレの問題だと思う。そこで私はスマホのアプリで、斯波繁男さんの家の近辺を調べたところ、割と近くにコンビニがある事がわかり、その画面をご主人様に見せた。
「ほら、近くにコンビニがありますよ。だから、お願いします。事の成り行きを自分の目で見届けたいんです」
「そんなに言うなら行くか? ただし、くれぐれも無茶はしない事。いいね?」
「はい。ありがとうございます!」
定時少し前まで時間があったので、私はシャワーを浴び、少し仮眠などして時間を潰した。



