桜並木、そよ風が頬を撫でる
明日とはぐれて、立ち止まったまま
舞い散る花びら、独り見てる
今の時に、君はもういない

ここに来た日、君は私を見つけた
「桜が綺麗だね」 優しい声がした
振り返ると同い年の君の笑顔
川のほとりのベンチで、話したね

桜並木、二人手を繋いだね
優しい笑顔と声は同じなんだね
私はどうして、ここにきたの
運命の糸はあるんですか?

そして繰り返す春、またこの場所で
君をずっと待っている
またあの時に戻って伝えたい
次の夏の、悲しい出来事を

川のほとりの桜並木、私一人待ってる
あの日の君の面影を探してる
時を超えた想い、きっと届くと信じた
時の狭間で、また君に会いたい

振り返ると大人の君がいる
あの夏、海に行かなかったんだね
君と同じ季節を歩みたい
私、年上の君も好き