☆☆☆
画面に夏美と雄一、そして達也の姿が映し出される。
座っている3人の後方は夏美の部屋の景色だ。
「急に押しかけてきてごめんな」
「ううん。私大抵暇してるから大丈夫だよ」
申し訳なさそうな雄一に夏美がすぐに左右に手を振って答えた。
「さっそく本題に入るけど、雄一の休憩中に送ってきたあのサイト、本物のニュースサイトだよね?」
「うん。私もびっくりしちゃって、それですぐに雄一に送ったの」
「なるほど。だけど今日もトミーチャンネルの配信があるみたいだ」
達也がカメラへ向けてスマホを置き、トミーチャンネルをタップした。
スマホ画面はほぼ真っ暗で、トミーの息遣いだけが聞こえてきている。
『どこだよここ……標識もなにもなくて……わかんねぇ』
「トミーはこの前と同じ森の中をさまよってるみたい。もしかしたら、方向感覚がなくなって同じ場所をぐるぐる回ってるのかも」
心配している夏美を尻目にコメント欄には《行方不明ってやっぱりデマか!?》《本当にいなくなったなら生配信なんてしないだろ》というコメントが増えている。
画面に夏美と雄一、そして達也の姿が映し出される。
座っている3人の後方は夏美の部屋の景色だ。
「急に押しかけてきてごめんな」
「ううん。私大抵暇してるから大丈夫だよ」
申し訳なさそうな雄一に夏美がすぐに左右に手を振って答えた。
「さっそく本題に入るけど、雄一の休憩中に送ってきたあのサイト、本物のニュースサイトだよね?」
「うん。私もびっくりしちゃって、それですぐに雄一に送ったの」
「なるほど。だけど今日もトミーチャンネルの配信があるみたいだ」
達也がカメラへ向けてスマホを置き、トミーチャンネルをタップした。
スマホ画面はほぼ真っ暗で、トミーの息遣いだけが聞こえてきている。
『どこだよここ……標識もなにもなくて……わかんねぇ』
「トミーはこの前と同じ森の中をさまよってるみたい。もしかしたら、方向感覚がなくなって同じ場所をぐるぐる回ってるのかも」
心配している夏美を尻目にコメント欄には《行方不明ってやっぱりデマか!?》《本当にいなくなったなら生配信なんてしないだろ》というコメントが増えている。



