〇午後1時・教室・雨
席に座り、半泣きで補習を受ける絵菜。
絵菜(うう…。何でこんなことに……)
ダンッと机を叩く音がして、絵菜の肩がビクッと震える。
髪の毛先をいじりながらスマホを耳に当てる七海。肘をつき、イライラした表情。
七海「もー、マジ最悪なんだけど。補習とか意味分かんない。授業受けてやってるだけマシでしょ」
呆れた表情で七海を睨みつける高橋。 ※高橋:意外と真面目なサッカー少年。イケメンでクラスの人気者。
高橋「うるせえ七海。スマホなんかいじってると、ますます補習終わんなくなるぞ」
顔を赤らめて、すねるように唇を尖らせる七海。
七海「えーだってー。難しいんだもーん」
高橋「言い訳しやがって…」
そんな二人を見てぼーっとする絵菜。
絵菜(七海さん、もしかして、高橋君のこと好きなのかな…?)
ハッとして机に向き直る絵菜。
絵菜(って、そんなこと考えてる場合じゃない!速く終わらせないと……!)
〇午後1時55分・図書館までの道・雨
傘を持ち、息を切らしながら小走りになる絵菜。
絵菜(急がないと…!ギリギリで来るなんて失礼だよ……!)
赤信号の横断歩道の前で立ち止まり、ハッとした表情になる絵菜。
猫を追いかけて横断歩道を走って渡る、小さな女の子の後ろ姿。
絵菜「嘘……」
遠くから走ってくる車に気が付き、走り出す絵菜。そのまま、女の子を追いかけて横断歩道を渡る。
横断歩道の真ん中で猫を抱きしめる女の子。
キキーッとブレーキを踏む音が鳴る。
驚いて顔を上げる女の子。
女の子「え……」
真正面から走ってくるトラック。
絵菜「危ない…!」
女の子を抱きかかえて歩道に走る絵菜。
歩道の直前で足を躓かせて、転びそうになる。
絵菜(もうだめ……)
絵菜の腕が何者かにつかまれる。
涼太が絵菜と女の子を抱きしめ、歩道に転がり込む。
二人で向かい合い、息を荒くする。
目に涙をためて謝る絵菜。
絵菜「す、すいません…!大丈夫ですか……?」
首筋に手を当て、深くため息をつく涼太。
涼太「はあ…。ばかだなあ……。」
意表を突かれた表情の絵菜。
絵菜「えっ…何でここに…」
涼太「でも…」
そっと絵菜のあごに手を添える涼太。
絵菜「あ、あの…」
顔を赤くして、混乱する絵菜。
真面目な顔をして絵菜と目を合わせる涼太。(アップ。イケメン)
涼太「そんな君が…綺麗だと思ったんだ」
驚いて変な顔をする絵菜。
絵菜「はへ!?」
そんな絵菜を見てふっと微笑む涼太。(アップ。イケメン)
涼太「そんな君を、描きたいと思ったんだ」
絵菜(はい!?)
放心状態になる絵菜。
勢いよく起き上がる女の子。ゴンッと頭が絵菜の額に当たる。
額を押さえ悶絶する絵菜。
絵菜「いった~……」
眉の端を下げ、焦って謝る女の子。
女の子「ごめんなさい…!おねえちゃん、だいじょうぶ?」
額を押さえたまま、笑顔でうなずく絵菜。
絵菜「う~…大丈夫だよ…」
目を細めて呆れる涼太。
涼太「絶対大丈夫じゃないだろ」
あわあわと震える女の子。
女の子「おねえちゃん、ごめんねえ」
そんな涼太を見て、ほっとした表情になる絵菜。
絵菜(よかった。宮沢さん、いつも通りに戻った……!)
フッと怪しげな笑みを浮かべる涼太。(アップ)
涼太「治してあげるよ」
呆然とする絵菜。
絵菜「えっ……」
絵菜の額にキスをする涼太。
顔を真っ赤にして、額を押さえる絵菜。
いたずらっ子のような表情を浮かべる涼太。
涼太「治った?」
絵菜(治った?って…)
バタンと倒れる絵菜。
絵菜モノ『どうやら私、溺愛大学生に、気に入られちゃったみたいです』
絵菜の周りで慌てふためく女の子。絵菜たちの周りに集まる人たち。
席に座り、半泣きで補習を受ける絵菜。
絵菜(うう…。何でこんなことに……)
ダンッと机を叩く音がして、絵菜の肩がビクッと震える。
髪の毛先をいじりながらスマホを耳に当てる七海。肘をつき、イライラした表情。
七海「もー、マジ最悪なんだけど。補習とか意味分かんない。授業受けてやってるだけマシでしょ」
呆れた表情で七海を睨みつける高橋。 ※高橋:意外と真面目なサッカー少年。イケメンでクラスの人気者。
高橋「うるせえ七海。スマホなんかいじってると、ますます補習終わんなくなるぞ」
顔を赤らめて、すねるように唇を尖らせる七海。
七海「えーだってー。難しいんだもーん」
高橋「言い訳しやがって…」
そんな二人を見てぼーっとする絵菜。
絵菜(七海さん、もしかして、高橋君のこと好きなのかな…?)
ハッとして机に向き直る絵菜。
絵菜(って、そんなこと考えてる場合じゃない!速く終わらせないと……!)
〇午後1時55分・図書館までの道・雨
傘を持ち、息を切らしながら小走りになる絵菜。
絵菜(急がないと…!ギリギリで来るなんて失礼だよ……!)
赤信号の横断歩道の前で立ち止まり、ハッとした表情になる絵菜。
猫を追いかけて横断歩道を走って渡る、小さな女の子の後ろ姿。
絵菜「嘘……」
遠くから走ってくる車に気が付き、走り出す絵菜。そのまま、女の子を追いかけて横断歩道を渡る。
横断歩道の真ん中で猫を抱きしめる女の子。
キキーッとブレーキを踏む音が鳴る。
驚いて顔を上げる女の子。
女の子「え……」
真正面から走ってくるトラック。
絵菜「危ない…!」
女の子を抱きかかえて歩道に走る絵菜。
歩道の直前で足を躓かせて、転びそうになる。
絵菜(もうだめ……)
絵菜の腕が何者かにつかまれる。
涼太が絵菜と女の子を抱きしめ、歩道に転がり込む。
二人で向かい合い、息を荒くする。
目に涙をためて謝る絵菜。
絵菜「す、すいません…!大丈夫ですか……?」
首筋に手を当て、深くため息をつく涼太。
涼太「はあ…。ばかだなあ……。」
意表を突かれた表情の絵菜。
絵菜「えっ…何でここに…」
涼太「でも…」
そっと絵菜のあごに手を添える涼太。
絵菜「あ、あの…」
顔を赤くして、混乱する絵菜。
真面目な顔をして絵菜と目を合わせる涼太。(アップ。イケメン)
涼太「そんな君が…綺麗だと思ったんだ」
驚いて変な顔をする絵菜。
絵菜「はへ!?」
そんな絵菜を見てふっと微笑む涼太。(アップ。イケメン)
涼太「そんな君を、描きたいと思ったんだ」
絵菜(はい!?)
放心状態になる絵菜。
勢いよく起き上がる女の子。ゴンッと頭が絵菜の額に当たる。
額を押さえ悶絶する絵菜。
絵菜「いった~……」
眉の端を下げ、焦って謝る女の子。
女の子「ごめんなさい…!おねえちゃん、だいじょうぶ?」
額を押さえたまま、笑顔でうなずく絵菜。
絵菜「う~…大丈夫だよ…」
目を細めて呆れる涼太。
涼太「絶対大丈夫じゃないだろ」
あわあわと震える女の子。
女の子「おねえちゃん、ごめんねえ」
そんな涼太を見て、ほっとした表情になる絵菜。
絵菜(よかった。宮沢さん、いつも通りに戻った……!)
フッと怪しげな笑みを浮かべる涼太。(アップ)
涼太「治してあげるよ」
呆然とする絵菜。
絵菜「えっ……」
絵菜の額にキスをする涼太。
顔を真っ赤にして、額を押さえる絵菜。
いたずらっ子のような表情を浮かべる涼太。
涼太「治った?」
絵菜(治った?って…)
バタンと倒れる絵菜。
絵菜モノ『どうやら私、溺愛大学生に、気に入られちゃったみたいです』
絵菜の周りで慌てふためく女の子。絵菜たちの周りに集まる人たち。



