直人の言葉に、竜樹先輩は、吼えた。
「こ……の!
莫迦デブ!!
レオンの正体は。
メンバーとジャーマネ以外は絶対秘密だって『お前』が決めたくせに!
なんだって、この女にぺらぺらしゃべるんだよ!」
「……大切、だからに決まっているじゃないか……!」
今まで。
淡々としゃべっていた直人の口調が。
だんだんとアツくなってくるのが、わかる。
「竜樹兄が、本気で苺のことを好きだったら……
……あきらめても良いって、思った。
だけど……なんだよ!
なんで、兄(にぃ)は、こんなところに苺と来るんだよ!
自分の好きな女の子は、絶対に連れてこない、こんなに暗い……!
いかにも、それだけが目的の、この公園に!」
必死な直人に、竜樹先輩は、ふん、と鼻を鳴らした。



