「当たりまえじゃないか!」 ……は? 先輩の言葉に、わたしは耳を疑った。 「レオンが幻影………? それって、一体、どう言う……」 戸惑っているわたしに、直人は、ささやいた。 「写真だったり、ライブのダンスだったり……表の顔は……竜樹兄。 だけど。 レオンの歌声と。 レオンが作詞作曲したことになっているZの歌は。 ……俺が書いていたんだ」 「……え?」 「だから、俺も。 竜樹兄と同じように。 『本物のレオン』なんだ。 ……半分だけだけど、ね」