理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

 暗がりから。

 のそっとでて来た直人に先輩は。

 ケッっと吐き捨てるように言った。

「何しに来たんだよ!
 このデブ!」

 怒っている先輩に、直人は冷静に言った。

「……歌の練習」

「ん、なの練習するなら、ここに来る必要なんか、無いじゃないか!
 貧乏なアマチュア……インディーズ時代じゃないんだ!
 スタジオで歌えよ!
 知らん人間が見てたら、どうするんだよ!
 『レオン』が本当は、こんな……!」

 先輩の言葉に。

 直人は、そっとささやいた。