理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「こ……こんなところで歌なんて歌ったら……
 一発でバレて、大変な騒ぎになるんじゃ……」

「何も、こんなにヒトの多いところじゃ歌わないさ。
 練習場所は、もっと奥の海岸のほう。
 それに、ね?」

 竜樹が、わたしをぐぃと引き寄せた。

「みんな、自分たちのことで手いっぱいで。
 ヒトのことなんて気にしているよゆー、なさげじゃない?」


 きゃーー

 きゃーーっ!


 先輩の顔、近いし!