理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「そんなの……!
 ただのあいさつなわけないじゃない!」

 叫ぶように言ったわたしに。

 竜樹先輩は、ありえないほど近づいた。

 そして。

 そっと、顔を寄せてささやく。


「知らない?
 欧米では、常識」

「な……」


 なに……?

 なんて、言葉は。

 竜樹先輩に唇をふさがれて、出てこなかった。

 まつげの長い。

 キレイな顔が、近づいて来たかと思うと。

 花びらみたいな竜樹先輩の唇が、わたしの唇に重なった。