わたしは、このとき。
直人の精一杯の告白になんて、気づきもしなかった。
ただ。
『とんでもない性格』ってところにカチンと来て。
直人を力一杯睨んだ。
「悪かったわね!
とんでもない性格で!!
わたしは自分で『すごいな』って、思うヒトしか、好きにならないだけよ!
レオンは、わたしが、あった中で一番、ステキなヒトだと思うし。
バードもシャークもカッコいいじゃない。
なのに、直人はどう?
ヒトの悪口ばかり散々言うだけで、ちっとも、カッコ良くないじゃない!」
「……苺」
「そうよ!
それに、苺、なんて気安く名前を呼ばないでよね!
わたしには『姫野』って言う名字があるんだから!」
直人の精一杯の告白になんて、気づきもしなかった。
ただ。
『とんでもない性格』ってところにカチンと来て。
直人を力一杯睨んだ。
「悪かったわね!
とんでもない性格で!!
わたしは自分で『すごいな』って、思うヒトしか、好きにならないだけよ!
レオンは、わたしが、あった中で一番、ステキなヒトだと思うし。
バードもシャークもカッコいいじゃない。
なのに、直人はどう?
ヒトの悪口ばかり散々言うだけで、ちっとも、カッコ良くないじゃない!」
「……苺」
「そうよ!
それに、苺、なんて気安く名前を呼ばないでよね!
わたしには『姫野』って言う名字があるんだから!」



