理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「……別に、レオンは……竜樹兄は辞めておけ、とは言ったけど。
 ……なんで、オレが苺に、ヤツらを紹介しなくちゃいけないんだ!」

「え~~
 話の流れから言えば、紹介してもらえるのかなって」

 こればかりは、わたしのお目々きらきら攻撃も、利かないみたいだ。

 直人は、不機嫌そうな声を出した。

「シャークには、もう、可愛い、ラブラブの彼女がいるし。
 バードの趣味は、変だから、苺がどんなに美人で可愛いくても、オトせないと思うよ?」

 なぁんだ。

 がっかり。

「じゃあ、やっぱり。
 最初の計画通り、レオン狙いで行くわね?
 もし、ちょっとくらい性格が悪くても、わたしに、ピッタリかもしれないし。
 実は、直人が言うより、良い人かもしれないし」

 それは、ちゃんと、付き合ってみないと判らないもんね?