理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「うう」

 完全に、観念した、直人に手を振って。

 ん、じゃ早速、先輩に告白して来よう、と。

 屋上から、降りて。

 先輩の教室へ一直線! のわたしを。

 直人は、慌てて追いかけて来た。

「だめだよ、苺!
 竜樹兄だけは……!」

 なんだか、必死っぽい直人の声に。

 わたしは、ちょっとだけ、足を止めた。

「何で?
 竜樹先輩って、彼女がいたりするの?」

「……違う。
 違うけど……」

「何よ?」

 直人は、しぶしぶ、重い口を開いた。