理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「そしたら?」

 興味しんしんな目つきで、わたしを眺める直人に。

 びしっとピースをして見せた。

「ふふふって笑って『ばれたか』って……!」

「あの莫迦……!」

 へ?

 わたし。

 わたしの言葉に、すぐ突っ込みを入れた直人の呟きを聞き逃さなかったもんね!

「あの莫迦?
 なんか、ずいぶん親しそうじゃん。
 実は、直人もバードのコト知ってる?」

 言って、直人の顔を覗き込むと。

 直人は一瞬『しまった!』という顔をして横をむいた。