理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「知っているわよ!
 わたしが言ったんだしっ!
 何よ!
 直人は、わたしと永遠に結ばれたくないの!?」

「い……いいや!
 ぜ、ゼヒとも苺とは結ばれたい!
 ケド!
 本当に、俺なんかで、いいのかな、って!
 俺、絶対、イケメンじゃないし!」

「直人って、実は、おバカ!?」

 わたしの剣幕に。
 たじたじと一歩引きそうな直人の首を抱きしめて。

 今度は、わたしから、顔を近づけた。

「イケメンじゃなくったって、直人は、カッコいいって、言ってんのよ!」