「……………うん」
だって。
だって、直人のこと。
とってもカッコいいって思ったんだもん。
ライブハウスで、みんなを外に導いた時のことも、すごくすごくカッコ良かったけれど。
直人は、それだけじゃなかった。
竜樹先輩に、自分の歌を持っていかれて。
どんなに悔しくても、悲しくても。
直人は、じっと我慢して前を向いていた。
考え方がすごく大人だったし。
あまり仲良くない。
……むしろ苦手な竜樹先輩のことだって、ちゃんと思ってあげられるほど。
大きく、優しいヒトだと思ったんだもん。
それは、わたしにとって、ものすごく。
……カッコいいこと、だと思えたんだもん。



