理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

「もし、Zが解散したとしても。
 俺は、これからも、歌にかかわる何かをやって行きたいと思うよ。
 俺の歌だって。
 がんばって、歌えば何かの役に立ちそうなことが判ったし。
 ……もう火事場で歌うのはイヤだけど。
 ……咽が痛いから」

 片目をつむってみせる直人に、わたしはちょっと笑った。

 ……直人、ウインクがぜんぜん似合わない。

 わたしが笑ったことに、直人は。

 ほっとしたように微笑んで、言葉をつづける。

「それに、きっと。
 Zのシャークは、これからも俺と組んでやって行ってくれると思う。
 バードは竜樹兄についてくと思うけど」

「バードは先輩と一緒?
 あ……
 バードのお姉さん、竜樹先輩の……恋人、だもんね」

 この前。

 初めて竜樹先輩とデートした時のことを思い出した。

 わたしとの待ち合わせの前に……キス、してた。