理想の彼氏の作り方~イケメン王子と愛のクリスマス~

 
「いいじゃない、バレたって。
 本当の事、なんだから」

 わたしの言葉に、直人は、がしがしと頭を描いた。

「……だって、あの、レオンの歌声が。
 こんな、カッコ悪りぃ、デブだったらみんな、引くぜ?
 それに……コレをきっかけに……Z……解散しちまうかもしれないし」

 ……え?

 ウソ。

「……なんで、ココで解散!?」

 驚いたわたしに、直人はため息をついた。

「こんな風に大騒ぎを起こしたら、誰かが責任を取らなくちゃいけないだろう?
 今回は、全員けが人だけで済んだみたいだけど……
 もしかしたら。
 人が死んでもおかしくない、くらい大変な騒ぎだったんだ」

「でも!
 直人達は、本当は悪くないハズでしょう?
 ハウスは、古かったんだし!
 お客さんを入れすぎたのは、直人たちが失敗したわけじゃないんでしょう?」

 思わず一生懸命になるわたしに。

 直人は、そっと微笑んだ。

「それに。
 俺と竜樹兄……
 もともと、あんまり上手く行ってなかったし……
 こんな風に『レオン』を作っていくのに無理があったんだよ」