数分すると、先輩は戻ってきた。
ケーキを持ちながら。
「ほら」
「ケーキ…?」
私が甘いの好きって言ったから?
「甘いの好きなんだろ」
やっぱり。
でも、すぐケーキなんて出てきたけどメニュー表にあったっけ?
「また勝手に試作作ったのかよ、樹」
「悪ぃかよ」
「材料費考えろよ」
「わーってるって」
これ、試作品なんだ。
って、え?これ、先輩が作ったの!?
「先輩が作ったんですか?」
「まぁな」
と言って、別の席へと行ってしまった。
すごい…ケーキ作れるなんて!
「あいつ、見た目あんなんだけど甘いの好きなんだよね」
「先輩がですか…?」
「そ!見えないでしょ」
と言って笑う冬弥さん、笑うと先輩と似ている。
兄弟だもん、似てるの当たり前なんだけど。
ケーキを持ちながら。
「ほら」
「ケーキ…?」
私が甘いの好きって言ったから?
「甘いの好きなんだろ」
やっぱり。
でも、すぐケーキなんて出てきたけどメニュー表にあったっけ?
「また勝手に試作作ったのかよ、樹」
「悪ぃかよ」
「材料費考えろよ」
「わーってるって」
これ、試作品なんだ。
って、え?これ、先輩が作ったの!?
「先輩が作ったんですか?」
「まぁな」
と言って、別の席へと行ってしまった。
すごい…ケーキ作れるなんて!
「あいつ、見た目あんなんだけど甘いの好きなんだよね」
「先輩がですか…?」
「そ!見えないでしょ」
と言って笑う冬弥さん、笑うと先輩と似ている。
兄弟だもん、似てるの当たり前なんだけど。



