君に出会ったその日から

「春希、おかえり。お疲れ様」
「まこまこ、ただいま。疲れたぁ」
「あっそうだ。さっきの2人だけの呼び名考えた?あと聞きたいことあるんだけど…ここじゃ寒いからまこまこの家入れて?」
「しょうがないなぁ」
「えへへ。お邪魔します。」
「聞きたいことってなに?」
「僕、今度の休み笹白と出かけるなんて聞いてないんだけど!」
「当たり前じゃん。言ってないもん。」
「なんで言ってくれないの!?」
「えっダメだった?ごめん…でも雪ちゃんとの女子会だからさぁ。言ったら春希、絶対ついて来るじゃん。」
「そうだけどさ、知っときたかった…」
「ごめん…じゃあ次からは言うけどついてこないでね。」
「えぇ〜」
「もしついて来たらそれ以降は絶対教えないから」
「はい。絶対について行きません!その代わり何かあったらすぐ連絡してね。」
「分かったよ」
「で名前は決めた?」
「シンプルにまーちゃんとはーちゃんで良くない?そもそもなんで変えなきゃだめなの?」
「だってまこまこは言いづらいんだもん。それも単純でつまらないけどまこまこよりは言いやすいからそれで決まり!」
「春希こそ単純だね」
「茉子が考えてくれたあだ名だから良いの。それより今から決めたあだ名で呼んで。」
「なんかお腹空いた。なんかある?まーちゃん。」
「なんで?自分の家で食べればいいじゃん」
「まーちゃんと一緒に食べたいの。お願い。」
「昨日作ったカレーならあるけど…」
「まーちゃんが作ったものならなんでも食べるよ」
その日は2人で夕食を食べた。