7Days~7日間であなたを落とす方法


「颯斗、最近のあんた良い顔してたわよ。もういいんじゃない?美紀子だって許してくれるわよ。だって美紀子よ」

 杏の言葉がすとんと俺の心に落ちてきた。

 だって美紀子よ。

 そうだな。

 美紀子……美紀子だもんな。

「杏……ありがとうな」

 目頭を押さえる俺の背中を杏がバシバシと叩いてきた。

「お前がいてくれてよかった」

「ふふふ、そうでしょう。一生私に感謝しなさい」

 どちらからともなく酒の入ったグラスに手を伸ばすと、グラスを合わせた。



 それからは皆川の様子が気になる日が続いた。

 気づけば皆川を目で追っていた。

 俺はストーカーか。

 思わず自分に突っ込みを入れてしまう。

 そんな俺に、皆川は嫌そうな顔を向けてくる。

 今までは皆川が俺にアプローチしてきてくれたが今度は俺が……そう思っていても、なかなか行動に起こせない。そんなふがいない自分にあきれてしまう。

 どうしたらいい。

 どうしたら……。

 皆川はいつだって素直な気持ちを俺にぶつけてくれただろう。