皆川の顔は心底いやそうな顔で俺を見ていた。それはまさかの反応だった。俺はうぬぼれていたのかもしれない。ずっと俺を好きだと言ってくれていた皆川が、こんなにすぐに拒絶してくるとは思っていなかった。
俺は嫌われてしまったのか。
胸の奥がズキズキと痛むのを感じながら、それを表情に出ないようにして皆川に声をかける。
「もう就業時間を過ぎているよ。今日中に提出予定の仕事は終わっているはずだろう?もう帰りなさい」
俺がそう言うと、眉を寄せた皆川が肩を落としながら椅子から立ち上がった。
これでいい。
これでいいんだ。
皆川に嫌われてしまっても仕方がないんだ。
皆川を受け入れられない自分が悪いのだから。


