7Days~7日間であなたを落とす方法


「私ではダメですか?次長が……木下次長が大好きなんです」

 私は瞳に涙をためながら、木下次長を見た。木下次長は私をジッと見ながら、大きく溜め息をついた。

「皆川はこんな俺の何処が良いんだ?」

「全てですよ。仕事に厳しいけど、きちんと見てくれていてフォローしてくれるところ。皆の仕事が円滑に行えるように、朝早く出勤しているのに、残業までしているところ。怖い顔をしていても、考えていることは優しいこと。眉間の皺は怒っているわけじゃ無いことも知っているんですよ」

 私はまくし立てるように、矢継ぎ早に木下次長の好きなところと、良いところを言葉にしていく。

 それを聞いていた木下次長が、右手で口元を覆いながら顔を伏せた。その顔は真っ赤に染まっていて何だか……。

「可愛い……」

 思わずそう口にしていまい。私は慌てて口を両手で押さえた。

「……たくっ……お前は……」

 そう言った木下次長は、大きく息を吸ってから吐き出すと、いつもの様に眉間に皺を寄せた。しかし口角だけは上がっていた。

 ああ……やっぱり好き。

 私はこの人が好きだ。